過去のワークショップレポートです。

今までに行ってきたワークショップレポートはこちらです。見たい回の文字をクリックしてください。

第六回までを第一シーズンとします(笑)。第二シーズンにご期待下さい。

プレ回 フリースペース会場をお借りして開催したプレ回。

第一回 記念すべき第一回にして、ホームグラウンドである松沢区民集会所が初使用の回。

第二回 少人数ながらも新ワークをチャレンジしていました。

第三回 感情設計という手法を用いてワークショップをデザインした回。少しコーチングより?

第四回 いつもの和室ではなく体育室を使用。写真がさわやか。

第五回 演劇要素多めの田澤くん回。

第六回 第一シーズン最後になった回。リンゴトークが初お目見え。

宜しければぜひご覧ください。どれもボリューム多めです。

本の紹介

「きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ」稲葉麻由美 高橋ライチ 舟之川聖子著を読みました。十代に向けた社会の様々な分野についての実践的レクチャーがシンプルかつ深く書かれています。息子が大きくなった時に読ませよう、と思ったが自分にめちゃくちゃ刺さる内容でした。ヤングアダルトの本好きなので、そのスタイルに似ていて楽しいです。文章少なくすぐ読めるかと思ったが一つ一つの章を時間をかけて読んで中々終わりませんでした、、、。

自分にヒットした部分。

・誰も完璧になれない。両親も、嫌いなあの人も、あの総理大臣も、かけがえないその人。

・周囲は優しく感じても自分が攻撃された、怖い、と感じることはあるということ。

・リラックスの呼吸法。シンプルで使いやすい。

・怒りの下にはニーズがある。非暴力コミュニケーションの考え方

・他者との境界線の引き方

・人格を責めず「やり方を間違えたんだね」と考える

・体調や環境によって仕事が続けられなくなるのは「神様の辞令」

・新しい事を学ぶときは図書館の子どもの本のコーナーにいく

・子どもはいつか社会に出るのではなくすでに社会にいる

怒りのことや、やり方にフォーカスするという考え方は介護現場でも有効だと思います。また、社会にいる、いない、出るという考え方は認知症高齢者はどうなんだろう?いわゆる老人ホームは社会につながっていられるのだろうか?とも思いました。

どんな分野でも相談機関や活動している団体があり、他者に助けを求める方法があるということを知ることだけでも違うと思いました。例えば介護で悩んでいる人は地域包括支援センター、などの情報ももしかしたら十代にも必要になってくる時代になるのかもしれませんね。

各テーマの終わりにおススメの本や映画が紹介されています。こういうの好き。ここを読んでいるだけでも楽しいです。

久しぶりの投稿

ごぶさたしています。ワークショップをやらない間にすっかり世界が変わってしまいましたね、、、。

近況としては、演劇ジャンルに限らないワークショップに参加してインプットをしています。それと、もし新しくワークショップを始めるとしたら、「記憶と生活をかんがえるワークショップ」にしようかな、と思い始めました。

また何か企画を始める時はこちらのブログでもお知らせいたしますね。

それではまた。

ワークショップについて

介護にかかわる人のための演劇ワークショップ、土田です。

前回11月からはや二か月たとうとしています。早かった、、、。

次回のワークショップの予定は決まっておりません。私の感覚として、もっと色々なことを吸収したい!と今年はワークショップを受ける方に回ってインプットしていきたいと思います。

今、参加しているのはダンスパフォーマンス、来月からはインタビューのワークショップに参加予定です。どちらも話を聞いて、場を開く。何かを作り上げる。みたいなことが共通しています。私の関心もそちらにあるのかもしれません。

やはり自分から動くと色々な出会いがありますね。そして世にはすごい人がたくさんいることを実感します。

また、自分発の企画を動かすことが決まりましたらブログなどでお知らせします。それではまた。

第六回ワークショップのレポートです!

おまたせしました、第六回の介護にかかわる人のための演劇ワークショップ、レポートです。このワークショップは、2019年11月30日の土曜日に開催しました。私が風邪をひいてしまい、公開まで遅くなってしまいました。皆さまも体調にはお気をつけください。

さて、この日は参加者さんも少し遅れての参加が多く、ゆるゆると始めていく感じになりました。

セットリストはこちらです。

1、挨拶、ストレッチ

2、ウォーキング

3、身体起こし

4、リンゴトーク

5、田澤君コーナー

6、人生のアンケート

では最初から振り返ってみます。この日はご挨拶のあと、最初ストレッチから始めました。そしてウォーキング。部屋の中を歩き回り、興味のあるものにタッチしていきます。いつもは目をつむって部屋のものを当てる、をやるのですが今回は目を開けたままで、お題のものを探してもらいました。「やわらかいもの」「赤いもの」「頭に『か』がつくもの」「『た』がつくもの」。もちろん人でもOKなので、もう一人の進行役を務める田澤くんを指してもOKですよ。

そのあとは参加者さん同士で挨拶、ハイタッチ、ウインクなど。ゆっくり歩き、早歩きをしていて、ゆっくりハイタッチなどもやりましたね。人数が少ないとすぐ回ってくるから忙しい。このセクションの最後は、身体おこし。二人ペアになってもらい、一人は寝っ転がりゆっくり起き上がってもらいます。関節の音や衣擦れがしたら最初から、というルール。最後の瞬間まで気が抜けません。ゆっくりの指示をしていませんが、結果的にゆっくり動きになるというワーク。また、起き上がりの動作を深く見つめることにもつながりそうです。ワーク中、靜かになり部屋の時計の音が聞こえる位の静寂と緊張感でした。

少し休憩を取った後は、皆さんで円になり自己紹介タイム。リンゴを手に持って一言話して、次の人に回してもらいます。お題は最近行った地名、赤い物の単語、明日以降に行く予定の地名などなど。時間を空けて赤いもののお題で出た単語を思い出して言う、をやりました。本編では話しませんでしたが、これって、様々な種類の記憶を使っているんですね。エピソード記憶、展望記憶、意味記憶、ワーキングメモリ(短期記憶)、、、。皆さん、まだ認知症ではありませんね。あっ、これって新しい認知症チェックの方法になるんじゃないかしら。

そしてリンゴトーク本番です。お題は「介護と私」「演劇と私」リンゴを持った人が話す、否定や無視はしないというルール。時間を制限しないで話してもらいましたが深い話がたくさん聞けました。常連の参加者さんや進行役同士でも知らないことが出てきたりして、とても新鮮な時間でした。中央にもう一つリンゴを置いて、質問したくなったらそれを取ってから話す、にしてみたのも面白かったですね。

さて、休憩後は進行役をチェンジして田澤君コーナー。二人ペアになり、今回は6名で3チーム、A、B、Cチームに分かれます。各ペアとも、80代位のお年寄り二人が同窓会で会って会話するという設定です。まず最初のAチームが思い出話をします。二人の関係は各ペアにおまかせ。高校の同級生や、同じ劇団仲間だったという設定が出ました。その語られる内容も、「そういえばこんなことがあったね、、」と即興的に考えて話していきます。次のBチームは、その思い出話の内容を、実際に演じます。高校の同級生だったら、その当時の架空の思い出話を、高校生になって演じるわけですね。2分程度の会話を交互に繰り返していきます。(A→B→A→B→Aの順番。)これを3チームで順繰りに回していきます。どんな思い出話がでるか、戦々恐々!?また演じるチームの時に新たな話題が出て、それが思い出話ペアに影響されるなんてことも。会話から少しずつ全貌が見えてきたり、思わぬ発展があったりしました。

最後は人生のアンケート。以前もやりましたが、まずアンケートタイム。自分の一番古い記憶、人生で一番充実していたころ、その頃に親しかった人の呼び名、などを思い出しながら書いてもらいます。それを元に、こちらが用意した台本の空欄を埋めていきます。今回は、孫が介護施設に会いに来るが、認知症のお年寄りはその孫を昔親しかった友人と思っているという設定でやりました。参加者さんの人生の一端が見えるシーンがたくさんありましたね。呼びかける場面で涙が出てきて驚いた、という感想もいただきました。

今回は全体的に、『記憶』や『語り』についてが多いワークショップでしたが、いかがでしたでしょうか。こういうワークでは、参加者さんの話をもっと聞きたい!と自然に思います。それに、自分の思い出話をすることも、忘れていたことを思いだしたりと意外な発見がありますね。自分の人生を振り返ることは他人の介護をする上で必要なことかもしれません。

次回の予定は未定です。また決まりましたらお知らせします。2019年はワークショップをたくさんやれて良かったです。新たな出会い、懐かしい再会もあり充実した一年でした。ご参加いただいた皆様、気にかけて下さった皆様本当にありがとうございました。

それでは皆様、良いお年を。

第六回介護にかかわる人のための演劇ワークショップお知らせ

介護をテーマにした演劇ワークショップです!
介護の本質やその楽しさを体験できます!以下、詳細です。

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第6回 介護にかかわる人のための演劇ワークショップ
2019年11月30日(土) 13:00〜17:00
京王線下高井戸駅 徒歩五分 松沢区民集会所 和室
東京都世田谷区赤堤5-31-5 ​

演劇の手法をもとに、介護の本質を体験できるワークを行います。
気づきから毎日の介護がかわります。​

対象者:過去に介護をしたことがある方​
    現在介護にかかわっている方​
 介護に興味・関心がある方 ​

参加費:1000円(会場費・資料代) ​
募集人数:10名(先着順となります)
参加申し込みメールアドレスinfo@tsuchidayu.com​
(お名前、ご連絡先をお願いします)​
参加申し込み締め切り日 11月20日​

ワークショップレポートです!

2018年9月1日。介護にかかわる人のための演劇ワークショップのプレ回を行った日です。なんとこのプロジェクト、一周年を迎えました。ほぼ2か月に一回のペースで開催して、今回で第五回目です。参加者の皆さん、応援してくださる方々、ありがとうございます。

さて、今回のワークショップは進行役の一人、田澤恭平君のメイン回です。いつも田澤君コーナーとして一時間位を担当してもらっていますが今回はオール田澤!いつもよりも演劇要素多めでお送りします。

まず最初は挨拶から土田担当のウォーミングアップで身体をほぐしました。ストレッチで伸びをしてから、右手左手、右足左足、全身、をゆすります。一回目が終わったら、数を一つずつ増やしていきます。5で終わりにしましたが、少し息が上がってしまう位でしたね。

さっそく田澤君にバトンタッチ!まずは座って一言回し。輪になって、最近行った駅、最近食べたもの、を言っていきます。続いて拍手回し。拍手を順に回す→ランダムに飛ばしていきます。アイコンタクトが重要ですね。途中で立ち上がり、ニョッキへ。1ニョッキ、2ニョッキ、、と、かぶらないように数字をカウントしていきます。もし失敗しても、それはチャレンジですから皆で「ニョッキッキ!」とハイタッチしていきましょう。一度もかぶらず全員終わった時の達成感!テンポを速めての上級編もあっというまにクリアでしたね。

名前を使ったゲーム、「ネーム回し」。見えないボールを相手の名前を呼びながら投げます。受ける方はハイ、とキャッチしてまた他の人へ。ボールの数が増えていきますので、アイコンタクト&視界を広くする難しさがありましたが、ここでぐっと盛り上がった気がしました。

続いてはウォーキング。目をつぶって、部屋にあるものを指さし。スピードは1から5までの5段階。各自のイメージから、全体でスピードを合わせる、をやりました。歩きながらのアイコンタクト、挨拶やハイタッチもやりましたね。そうそう、ペーパーズというゲームも。参加者さん一人ずつ、大きなフセンに身体の部位を書いてもらいます。それを会場じゅうの好きなところに貼ってもらい、スタートの合図とともにその書いてある部位でタッチしていきます。全部タッチし終わった人から終了、というルール。これは色々発展させられそうですね。

そうだ、挨拶の中で膝と膝でタッチするというのもやりました。これも定番ですが思わぬポーズが飛び出して盛り上がりますね。

少し休憩をはさんで、イ他己(イタコ)紹介へ。ペアになり、5分ずつお互いの話を聞きあい、それをもとに、相手の人になりきって自己紹介を行います。他己紹介は「○○さんは、、、」とペアの相手のことを全体に向けて紹介しますね。今回は「イタコ紹介」ですので、ペアのことを紹介するのは同じですが、「私は、、、」と相手の人になりきって話します。なので内容だけではなくて、相手のみぶりや話し方を再現しながら話します。全体へのプレゼンは30秒、その後2分間の質問タイム。質問ではインタビューで聞けなかった内容も質問されますので、そこは思いつきでとっさに答えます。今思いついたなんて思わせないように自然に答えないといけません。これはもう即興劇。「犬猫のどっちが好き?」なんてライトな質問から、「パートナーはどんな人?」など想像力を膨らませないと答えられない質問まで。しかも演じる相手は客席側で見ているというプレッシャーがありますしね。

一息を入れてから四角歩き。部屋の中央を四角くラインどりし、その上を会話しながら歩きます。ただその時、先ほどのイタコ紹介で演じた他人のままで、、という条件つき。中々歯ごたえのあるワークでしたね。その二人は、10年前に夜間学校で一緒だったという設定。今日は同窓会があり、その帰り道です。うーん、頭がパンクしそう。

さらにルールで、四角のラインを三週歩きます。一週目は雑談。二週目は紙に書いた様々なお題を実行。三週目は「実は、、、」とセリフを言う、というさらなる課題が待っています。これを書いているだけでも大変そうですが、皆さん上手にクリアしていましたね。これはペアを変えてもう一回行いました。様々なドラマが生まれて笑いが止まらない場になりました。

最後に全体の振り返りをして終了。初参加、演劇初体験の方からも好意的な感想をいただきほっとしました。

今回の行ったワークは、いわゆる「演劇ワークショップ」で行われるワークオンリーでした。とても盛り上がり、演劇ワークショップのすごさ、面白さを改めて感じた回となりましたね。今回は特別編ということで、参加者の皆さんも楽しんでいただけたようで何より。これをきっかけに、あまり知らない方も演劇ワークショップや、演劇そのものに興味をもっていただければ嬉しいです。

ご参加いただいた皆様、気にかけて下さった方、ありがとうございました。今後とも精進してまいります。また次回開催についてはお知らせさせていただきますのでまたぜひ、ご参加ください。お待ちしております。

9月のワークショップのお知らせ

直前になりましたが、9月のワークショップお知らせです。

第5回 介護にかかわる人のための演劇ワークショップ
2019年9月15日(日) 13:00〜17:00
京王線下高井戸駅 徒歩五分 松沢区民集会所 和室
東京都世田谷区赤堤5-31-5 ​

演劇の手法をもとに、介護の本質を体験できるワークを行います。
気づきから毎日の介護がかわります。​

対象者:過去に介護をしたことがある方​
    現在介護にかかわっている方​
介護に興味・関心がある方 ​

参加費:1000円(会場費・資料代) ​
参加申し込みメールアドレスinfo@tsuchidayu.com​
(お名前、ご連絡先をお願いします)​
参加申し込み締め切り日 9月14日

第四回ワークショップのレポート

7月も終盤になって暑くなってきましたね。こんにちは、土田です。実は私、7年間勤めていた職場を退職することになりました。介護職は続けていく予定ですが、何だか人生の転換期。もちろん、このワークショップは続けていきますよ。

、、というわけで、7月に第四回 介護にかかわる人のための演劇ワークショップを開催しました。少し時間がたってしまいましたが、以下、レポートです。今回は初めて体育室を使いましたが解放感があってよかったですね。

最初はウォーミングアップ。椅子に座ったままできるストレッチをやりました。実は私、ケーブルテレビでやっている介護予防の番組に、はまっていまして。その番組のストレッチから今回厳選して組み立てています。椅子に座ったままできて肩甲骨や股関節にもアプローチできるというのがポイントで、介護現場でも使えそうなものばかりです。次回以降もやっていこうと思いますので興味がある人はぜひご参加下さい。

脇を伸ばしたり
股関節にもアプローチします

次に、30秒タイムアタックというゲーム。目をつむって、30秒ぴったりを当てるというゲームです。一番近い人が優勝となります。最初は普通にやって、次は30秒超えたら失格というルールを付け加えました。早めに手を挙げても、他の人が失格したら勝てるわけですね、ちょっと駆け引き要素が生まれました。最後は目を開けたままでやってみる。お互いの様子見の場面、ちょっとハラハラしましたね~。30秒の感覚をつかめたところで、自己紹介回し。お題は「最近はまっていること」を「30秒」以内に話します。短い?でも大丈夫、これは二週します。二回目が来るので話したりなかったら続きを話してもいいし、別の話をしてもいいのです。色んな趣味や好みが聞けてちょっとワクワクしましたね。朗読だったり、ワインのおススメだったり、自分の気持ちのことだったり。ちなみに私は「山ちゃんと蒼井優さんの結婚記者会見の動画を見ること」を話しました。そういえばレポート冒頭にあげた体操番組も「最近はまっていること」でした。

次にYESNOゲーム。お題の質問に、一方をYES、反対をNOとして、一列に並んでもらいます。「お酒は好き?」「運動は得意?」などどんな人かを知る質問から始め、「介護を経験したことがある」「認知症の人と話したことがある」など、介護にかかわる質問もありました。続いて、「これって介護?」と題して、介護のシチュエーションについて、それが介護だと思えばYES、違うと思ったらNOに並んでもらいます。例えば、「高齢の母親のオムツをかえる」、「お風呂に入る手伝いをする」。これら身体介助は介護と分かりやすいですよね?では、「歩くのを見守るだけ」だったり、「トイレの時間の声掛けをすること」は、介護なのか?どうなのか?また、相手が高齢だと介護だけど、同じことを幼児にするとそれは、介護?、育児?などなど、介護という言葉から生まれるイメージの、その境目を考えてみました。このワークのあとは、輪になって自分にとっての介護とは、を感想含め話してもらいました。これも30秒で二回回しです。色々な意見を聞くことができましたね。

次は、久しぶりの「見守る。」まずはウォーキングからスタートです。最初にスピードをそろえて歩きます。合図したら、徐々に早歩き。次は、合図したら徐々にゆっくり歩き。最後は、早くかゆっくりか、好きな方を選んでいただきます。同じ空間に、早歩きの人とゆっくり歩きの人が同時に存在する空間。パフォーマンスのようで私は見ているだけで楽しかったです。

目をつむったペアを誘導します

今度は参加者同士のコミュニケーションへ。最初はアイコンタクト→ウインク。次は挨拶しながら握手。そして握手しながら空いてる片手で別の人に握手するを繰り返していくワークへ。これは久しぶりにやったんですが、やはり盛り上がりますね。単純なんだけど自然に体がほぐれて参加者同士の壁が一個剥がれる感じがします。

いよいよ本題の「見守る」へ。まずはブラインドウォーク。ペアになり、ジャンケンをして先攻後攻を決めます。先攻の人は目をつむり手のひらを下にして腕を伸ばします。ペアの相手は人差し指を手のひらにあて、ゆっくり歩いて誘導していきます。まずはまっくらな世界を体験してもらいます。交互に暗闇の中を歩くことを経験したら、いよいよ本題。今回は誘導しません。どこにも触らない状態で、目をつむった人は自由に遊んでみます。危なくなったらペアの相手は手を腕や肩にふれて止める、というワーク。今回は声には出さずに触れて止めるというルールでした。これを交互にやったあと、相手が大きな風船に入ったイメージで、その風船のどこかに手をふれて見守る、というのをやりました。ペアで振り返ってもらい、全体にシェア。見守るって、介護だけじゃない、というものや、声を使ったらまた変わったんじゃないか、という感想もありましたね。色々試してみましょう。そうそう、途中で目をつむるのが怖いので、、、と見学を申し出てくれた方がいて良かった。気楽に今回のワークは見学します!と、抵抗感や疲れを感じた時にワークからすっと離れることができるといいですよね。最初のアナウンスでお伝えするのですが、そういう言い出しやすい空気を理想としているので、実現できてちょっとうれしかったです。次回以降の参加者さんも見学したい!といっていただいてOKですよ。

これも誘導中の場面
目をつむって遊んでもらって見守ります

休憩を入れたあとはお待ちかねの田澤君コーナー。

私からのリクエストで、「これはなんですか」をやってもらいました。以前の回で一回やってもらったことがあるのですが何か感じるものがあったんですね。前回は時間押してて巻きでやってもらったのもあって、今回は時間もたくさん使えるスケジュールで組んでみました。まずはおなじみ、「ねえねえ」。一人が「ねえねえ」全員「なーにー?」一人「○○しようよ」全員「いいねえ」で、皆でその○○を表現します。どんどん発想を柔らかくしていきましょう。皆で飲み会をしたり、ごろごろしたりしました。今回は割とインドア系だったかな。

組体操はやりました!

つづいて、「これはなんですか」です。まずは部屋中に参加者さんお持ちの小物を並べます。ペンケース、アイブロウ、雨合羽などが床に散らばった状態になります。次にペアになって、片方が好きなものを指さします。「これは何ですか」相手は「これは、○○です」と答えます、指さした人は「これは○○なんですね」と返事する。ルールはこれだけです。単純なんだけど、奥深い。ペアを交代してやってみます。「これは○○なんですね」、の返事の時に感情こめて返事してみましょう、という指示があり、やってみると相手も乗ってくるのが分かりました。それに自分も、あげて返してもらえるのうれしい。これって日常のコミュニケーションでもそうですよね。まるで子どものように部屋中のものを聞いてしまいました。お題はレベルアップし、○○です、に形容詞をつけます。「○○な□□です。」やってみると分かりますが、形容詞をつけるのも色んな選択肢があるなあと実感しました。ペンケースを見て「青い」か、「四角い」か、「素敵な」か、、、。同じものでも色々な切り取り方があるものですね。さらにバージョンアップ。見たままではなく、別の何かとして答えます。普通のボールペンを指さして「おおきな、くじらです」と答えたりしました。これも発想が豊かになる瞬間。これも、相手に「へえ~、○○なんですね!」とリアクション多めに受け入れてもらえるので、何だか楽しくなってきます。

なんだか私、楽しそう、、、
リアクションが豊かで笑いをとっていたペア
会場の中のものすべて対象です

ここでちょっと考察。「内臓とこころ」という本より、指さしや名づけというのは人間の本質的な体験だ、という話がのっていました。以下、引用、、ルートヴィヒ・クラーゲスという、ドイツの哲学者は、幼児が「アー」と声を出しながら、遠くのものを指さす、この動作こそ人間と動物を区別する、最初の標識だといってます。、、、

さらに、その本では一歳半あたりからこれはナーニ?とひたすら聞き続ける時の幼児の内面を考察しています。つまり、舐め回したり触りまわしたりした感覚の記憶で対応できない目の前のモノ。それを実感するためにこれはナーニ?これは○○だよ、と聴覚で聞いて、音の響きを何度も聞いてそのモノの存在を実感するのだ、というのです。「指をさして、声に出す。」「その名前を名付けて音の響きを味わう。」なんてまんまこのワークのことじゃないですか。そうか、「これはなんですか」は幼児の頃のものを初めて認識した頃の体験を再体験してるともいえますね。

最後の方は、一言で終わるのが惜しくなってました。思い付きで答えた「○○な□□」について、もっと聞いてみたい、話してみたいという想いが生まれました。この後、会話を続けてみたら面白いんじゃないかなあ。演劇的な要素がいっぱいつまってますね。ワークの30秒振り返りも行って、これも有意義な時間でした。

さて、最後のワークに移る前に、「だゆうの認知症講座」です。今回は認知症の定義をさらっと話して、お役立ち情報をふたつほどお伝えしてみました。認知症の定義から、生活とは何かという話へ。そして本日の最後のワーク、「生活の台本」です。まず皆さんに生活行為について思いつくものをあげてもらいました、そして、その中から多数決で台本化するものを決定しました。今回のお題は、、「挨拶をする」!これは私からは決してでなかったであろうお題でした。挨拶をしようと思うところから始まり、最後の挨拶をし終わるところまでを分解して書いてもらいます。それをペア同士で皆の前で読み、相手はその分解した行為を身体で演じます。挨拶、というお題から、挨拶するときの目線、口の開きを分解してみたり、義理の親の家にお盆の挨拶にいく、のを分解してみたりと色々な場面が出てきました。職場だったり、ご近所さんだったり、挨拶って生活に密着してるんだなあと実感しました。それに人によってする場面や想定する場面がバラバラ!挨拶って、生活のどこかに混じりあっていて、多様性が現れる行為なのかもしれませんね。

「挨拶」を、分解して書いてもらっているところ。

最後は「振り返り」今回は、30秒感想回しというスタイルで行ってみました。一人30秒で感想を言う、を二周します。他の方の感想を聞いての二回目は新たな発見があるし、30秒でぎゅっとまとまってて聞きやすかったですね。この感想スタイルは今後もやっていこう、タイムキーパーは田澤君のタブレット。

さて、レポートは以上になります、いかがだったでしょうか?今後も「介護にかかわる人のための演劇ワークショップ」は継続して行っていきます。ご興味ある方はお気軽にご参加ください。リピーターの方が多いのが特徴で、本当に参加してくださる皆様、ありがたい限りです。参加人数も徐々に増えてきていますのでもっと大勢の方が楽しんでくれる場になるよう、精進していきます。

そうそう!今回よっちゃんこと吉田みずほさんがアシスタントで参加してもらいました。いやあ、ナイスアシストありがたかった!さらに振り返りも参加していただきました。吉田さんは役者さんですので、ぜひ出演情報などもチェックしていただければと思います。

次回は9月15日(日)、13時~17時を予定しています。場所は下高井戸駅近く、松沢区民集会所の和室です。ご参加お待ちしております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

7月の介護にかかわる人のための演劇ワークショップ!

初夏の7月!ワークショップのお知らせです。

第4回 介護にかかわる人のための演劇ワークショップ

2019年7月14日(日) 13:30〜17:00
京王線下高井戸駅 徒歩五分 松沢区民集会所 3階 体育室
東京都世田谷区赤堤5-31-5 ​

演劇の手法をもとに、介護の本質を体験できるワークを行います。
気づきから毎日の介護がかわります。​

対象者:過去に介護をしたことがある方​
    現在介護にかかわっている方​
          介護に興味・関心がある方 ​
  ​
参加費:1000円(会場費・資料代) ​
参加申し込みメールアドレスinfo@tsuchidayu.com​
(お名前、ご連絡先をお願いします)​
参加申し込み締め切り日 7月7日​

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「介護にかかわる人のための演劇ワークショップ」
介護職の土田悠と、演劇分野で活躍している田澤恭平との共同プロジェクト。​

「介護の本質を体験することで日常の介護が変わる。」​
ふれる、見守る、話す、、など、介護を構成する要素を体験するワークを行います。
演劇、とついてますが、お芝居的なことはほんの少し、体をほぐしたりゆるめたりしてコミュニケーションのゲームで楽しみましょう。演劇未経験でも参加OKです。ワークショップのあとに、何かちょっとした気づきが生まれて、今やっている、またはいつかやる介護が、すこし変わったらうれしいです。​

※申込日が過ぎていても、参加希望の際はお問い合わせください。​
ご参加お待ちしています。​
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土田悠