日常会話式認知機能評価(CANDy)の使用マニュアルを読みました。
・日常会話の中から認知症の疑いのある方を見つけることを目的としたもの。
・30分以上の会話を想定
・項目が15あり「会話中に同じことを繰り返し質問してくる」など。0回なら0点、1、2回あれば1点、3回以上~頻繁なら3点、と基準が分かりやすい。
・項目ごとの会話例が載っていることが大きな特徴。
例、、、「会話の内容に広がりがない」なら、家族の話題について聞いてみましょうと指示。
「ご兄弟は何人ですか?」「9人で畑やっていた」「小さいころからお手伝いしていたんですか」「兄弟は9人でうちは畑をやってた」→質問を変えても同じ回答
他の認知症ケアのプログラムを使ったことがあるけど、スタッフにインタビューする記憶だよりだった。これなら、本人にその場で話しかけて評価することができる。
この評価システムが面白いのは、評価するために会話が必要で、コミュニケーションのきっかけになるということだ。いっぱい会話しないと点数つけられない。
評価のチェック項目が人によって受けとり方がちがっていたり、評価者との関係性が反映される可能性を排除できないという問題点はあるが。(嫌いな人なので早く会話を切り上げたいだけ、など)
試しに職場で評価してみよう。と思いました。使用マニュアルは登録必要ですが、ダウンロードフリーですよ。